秋の夜空を彩る天体ショー「オリオン座流星群」。ハレー彗星のかけらが生み出すこの流星群は、毎年10月に見頃を迎えます。2025年も、条件が良ければ夜空にキラキラと流れる星々をたっぷり楽しめそうです。
この記事では、見える日・時間帯・方角など、観察に役立つポイントをまとめました。
オリオン座流星群とは？
オリオン座流星群（Orionids）は、ハレー彗星の残したチリが地球の大気に飛び込むことで光を放つ流星群です。10月中旬から11月上旬にかけて活動し、スピードの速い（約66㎞/s）流星が多いのが特徴。中には明るく光る「火球」クラスの流星も見られることがあります。
見える日・活動期間・極大日は？
- 出現期間：10月2日～11月7日ごろ
- ピーク（極大）：10月20日～21日夜から翌22日未明
この数日間がもっとも見頃。極大の夜は、1時間あたり10本前後の流星が見られる可能性もあります。前後1～2日もチャンスがあるので、週末や晴れた日を狙って空を見上げてみてください。（レモン彗星の見頃もこの辺りなので、ダブルで観測できるかも！）
見える時間帯は？
一番のおすすめは、深夜1時～明け方4時ごろ。
この時間帯は、流星群の放射点（オリオン座付近）が空高く上り、流星が最も多く流れます。夜更かしができる方は、少し冷え込む時間帯にあたたかい服装で空を見上げてみてくださいね。
月明かりの影響が少ないタイミングを選ぶと、さらにクリアな星空が楽しめます。
見える方角は？
流星の出発点である「放射点」はオリオン座のあたり。とはいえ、流星は空全体に流れるので、「オリオン座が見える南の空を中心に、広く夜空全体」を見るのがポイントです。
寝転んで空全体を眺めると、視野が広くなり見逃しが減ります。街明かりの少ない場所や、視界の開けた場所（海辺や山の上など）がおすすめです。
観察のコツ
- 月明かりや街灯のない、暗い場所を選ぶ
- 目が暗さに慣れるまで15～20分ほど待つ
- 寒さ対策をしっかりと（毛布や温かい飲み物を）
- スマホの光は極力見ない
まとめ：秋の夜長に”願いを込めて”
2025年のオリオン座流星群は、10月20日～21日夜がピーク。
深夜から明け方に南の空を見上げれば、いくつもの流星に出会えるかもしれません。
流れ星を見つけたら、願いごとを心の中でそっと唱えて。秋の夜空が、きっと少し特別に感じられるはずです。
【宮崎版】2025年オリオン座流星群 観測ガイドはこちらから
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